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今年最初のおついたちができあがりました。

『早春』
水仙花 寒さにひきしまる咲き姿に,清と凜のイメージがよく似合う
 旧正月で明けまして おめでとうございます と言いましても今年の場合は・・・無事に明けまして・・・でしょうね。
 本年も「おついたち」をお求め下さり、誠にありがとうございます。今、貴方の床の間に活けられているのは多分、「梅」「水仙」ではないでしょうか。人を励ますような、どちらも寒さの中へ清らかに花を開く梅と水仙は2月の植物の組み合わせで「双清(そうせい)」と言います。
 〈水仙〉一抱えしたくなる位、可憐で愛らしい花です。そして、正月花として活けられた水仙はすらりと伸びた葉の緑に花の白とその中心を占める黄色が燭台に載ったともしびを思わせます。雪の中でも良く香りますが少し部屋が暖まると、ほどけたように匂い始めます。英国の自然詩人ワーズワースの名高い水仙の詩が浮かんできませんか・・・。
うたわれているのはラッパ水仙のようです。
 冬枯れの寂しい山野にいち早く開く水仙は、かの地でも希望と喜びをもたらす花として、親しまれたそうです。そして、シェークスピアの戯曲「冬物語」に詠われている水仙、洋の東西で寒さにひきしまる咲き姿に清と凜をイメージ出来ます。列島は寒の入りをくぐったばかり。これからが〈冬物語〉の本番になります。パッチリと開いた花を覗き込んでいるうちに、早春はもうすぐそこに。花の精の声がどこからか聞こえてきます。
 では、年の初めの「おついたち」をお楽しみください。
 年の初めの『おついたち』は寒さの中にも春の訪れを感じさせてくれる梅と水仙、そして春告げ鳥ともいわれる鶯で『早春』を表現し創作いたしました。必ず来る春を待ち遠しく、そして凜として咲く梅・水仙に想いをのせ・・・・。

今年もパワフルに生きる! 主人 田口 恵美子
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