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4月のおついたちができあがりました。

春霞 何隠すらむ 桜花 散る間をだにも 見るべきものを 紀貫之
 
 なんとも今年の桜は早うございました
いつまでも寒い寒いと思っていたら、突然汗ばむほどの陽気になり、また次の日にはコートを引っ張り出すという、何とも忙しい春でございます。
 皆さまのお花見も、計画していたよりも2週間ほど早まってしまったのではないでしょうか。
この上は少しでも長く咲いていてくれと願うばかりですが、強風も黄砂もなんだかわからないものまで飛んできて、小さな孫のいる身としては心配でもあります。
 
 春の嵐と言えば、雷も近年は近くに落ちることが増えた様に思います。本当に空気を震わせるようなビリビリという雷鳴が轟くと慄いてしまうのですが、農家のお友達に言わせると、春に雷がたくさん鳴った年は実がよくつくのだそうで、そういえば七二候でも「雷声を出す」(かみなりすなわちこえをはっす)と言いますね。作物も、生き物たちも、この音を聞いて芽吹き、息づくのだと思うと、「雷=神鳴り」を恵の音と思えば恐ろしさがワクワクする気持ちにかわってきます。
 
 今月の「おついたち」は、まだ楽しみたかったのに駆け足すぎた桜の風情をゆっくり楽しんでいただく為に、さくらの折詰に致しました。

IMG_1802_1.jpg
 
 桜の花の塩漬けと焼き印でお化粧した薯蕷生地の「桜花饅頭」を2種類。
春の野辺に散る桜を「舞桜」としてきんとんあんで表現しました。
そして、雷鳴を聞いて頭の先を覗かせる「筍」はしっとりした桃山でおつくりしました。
春の香りと風情をごゆっくりとお愉しみ下さい。

 桜が早かったとはいえ、遅咲きの桜もまだまだ楽しめます。
舎人公園では千本桜と花火の競演が見られるでしょうか。
ぜひお出掛けしてみてはいかがでしょう。

元気で生きる 主人 田口 恵美子
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