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11月のおついたちができあがりました。

平成25年11月(霜月)のおついたち ~ 雅、はんなり、もみぢ狩り ~

 毎年、紅葉まっさかりの十一月のおついたちは、日本各地の美しい紅葉山について語ってきたように思いますが、春の桜は日本中、一本の桜の木ですからそれなりにその地に根ざした日本文化の原点として又、物語のバック風景として大きく存在感がありますし美しい。

 それに対し日本中の山々、どこも壮大で圧倒される紅葉の美しさに心をうばわれますがなぜか「華」と「侘び」を併せ持っての雅や神社、仏閣にとても似合うようにも思います。
桜の季節にはお花見弁当が欠かせない。一方、しっとりと静かに例えば嵯峨天皇の離宮跡である京都の例えば大覚寺の中で…。料亭の献立を頂くのもよしでしょうか。これも「雅」な紅葉狩りですね。

 「雅」と言えば京都…。
京都を表現するとき、「雅」という美意識は重要なキーワードに思われます。
誰もが美しいと感じるわかりやすさがありながら、華美ではない。それは王朝文化の華やかな美の中に侘びや琳派の内包する美の感覚。ひと言でいえば「はんなり」。それは万人が美しいと思う絶対美。それが雅―。だからなぜか日本人なら「そうだ!京都行こう」となるのでしょう。
 
 京都は海から遠く、盆地であること。何より日本人の舌になじむ名水が湧き出て(伏見の名酒)…。土地の気候風土が育んだ土質に合う農産物、技術が発達した塩干物や水が決め手の豆腐、湯葉などが、京都のお料理も最高の「雅」へと演出してくれます。
 
 今月は箱の中いっぱいに紅葉の景色を表しました。嵯峨野の大覚寺の書院の中からでもと連想して心ゆくまで「はんなり」とお楽しみください。

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