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8月のおついたちができあがりました。

平成25年8月(葉月)のおついたち ~ 里山の緑 ~

 灼熱の光が容赦なく降り注ぐ夏。皆さま暑中お見舞い申し上げます。
真夏の猛烈に強い日差しの下でも花が咲き誇る里山の谷の間はセミの声のシャワー、木々が落とす黒い影と紺碧の空は夏ならではのコントラスト。入道雲が刻々と姿を変えながら立ちのぼる。いつまでも眺めていたい夏の風景です。
遠くに行かずとも都会から身近なところに素晴らしい緑の中で遊べるところがありました。
JRで外房へ出ようと思い立ちながら、ふと出会ったのが千葉の五井から上総中野を走る「小湊鉄道」と、そこから大原の海へとつながる、一時は廃線かと噂された「いすみ鉄道」でした。
 
 里山の田んぼは真夏の稲の緑で美しく、谷間に時折現れる渓流や、田舎の単線電車の踏切は小さく素朴で人も車もおらず、車窓にふれるほど咲き誇る紫陽花や緑の木立をぬって走る、自分の他にはひとりふたりしか乗っていない単線電車の中から外の景色をぼんやり眺めて2時間余り。車窓に向かってひざをついて座る子供のような気分になります。
美しく見える里山の田んぼの畦道、土手や街道沿いの花々も、実は人々の見えない手入れがなされていると聞きました。
精力旺盛な雑草や害になる外来種の植物たちとの戦いは果てしなく、草刈りもタイミングが難しいのだそう。90歳を超えたおばあちゃんが道ばたの花を手入れしていました。「きれいに花が咲いてたら見た人がうれしいでしょう」里の花たちはのんびり咲いているように見えますが、実は人々の働きかけでのびのびと育っているのかもしれません。
そういえば、弊社工場のある京成電車が橋を渡る手前の線路脇の土手や町屋の都電の沿線にも花々が早春から秋へと次々と追いかけるように咲いて楽しませてくれる。生命力とそれぞれの花の美しさと繊細な自然の営みに加えて、目に映らぬ手入れの苦労があるのだと感動します。ありのままの自然の風景の畏れを感じる美しさとはまた別の、自然を生かしつつ人の手と心が入ったほっと安心するような風景。
これが究極のガーデニングかもしれませんね。
 
 今月のおついたちは、夏の清々しい風景を切りとって詰め合せました。
朝露にきらめく「朝顔」はういろう製で、養老渓谷の「清流」は雪平製、清流に枝を差し伸べる
「青楓」は練り切り製です。夏の風物大輪の「花火」を羊羹に刷りこみ、サーファーを翻弄する
「大波」も練り切り製で。勝浦の朝市で買い求めた赤シソのエキスを使って「水まんじゅう」もお作りしてみました。どうぞ冷やしてお召し上がり下さい。

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 今年の夏はことのほか猛暑で、あなたさまも大丈夫でしたでしょうか。あともう暫く熱中症に気をつけてお過ごしください。
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